フォークリフトの需要
物流や建築に関わる現場では、荷物や機材の運搬に便利なフォークリフトでの作業が欠かせません。
特に近年、物流の現場では、通販などの急速な普及と需要の高さの影響を受けて、これらの運搬に便利なフォークリフトを運転できる人を求める会社が増えています。
そのようなフォークリフトの運転や操作には、免許が必要であることを知っていますか?
今回は、フォークリフトの運転や操作に必要になる免許やフォークリフトの種類などについて、詳しく紹介したいと思います。
フォークリフトに免許は必要?
フォークリフトの運転や操作に必要な免許とは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、免許に必要な内容や資格取得について、わかりやすくまとめたいと思います。
魅力的な免許であっても、取得に時間が掛かったり、試験が難しければ、なかなか免許を取得することができません。免許に必要なものをよく理解しておきましょう。
また、普通自動車免許を持っているからと言って、フォークリフトの運転をすることはできない場合もありますから、注意が必要です。
種類がある
フォークリフトの運転や操作には
* フォークリフト運転技能講習
* フォークリフト運転特別教育
という2種類の講習のうち、どちらかを終了する必要があります。
フォークリフト運転技能講習とフォークリフト運転特別教育の違いは、最大積載荷重の違いです。フォークリフト運転技能講習では、最大積載荷重が1t以上のフォークリフトの運転が可能になります。これに対して、フォークリフト運転特別教育では、最大積載荷重が1t未満のフォークリフトの運転が可能になります。
ただし、フォークリフト運転技能講習を終了していれば、1t未満のフォークリフトの運転も可能です。
フォークリフトの便利さを活用している会社は多くあります。どのような現場で働くかによって、求められる資格が違い、どちらの講習を
終了するかは、どのような資格が必要かを検討すると良いでしょう。
時間と費用
免許を取得するためには、どのような課程を経なければならないのでしょうか。
フォークリフト運転技能講習では、学科と実技の講習を受けなければなりません。学科講習は11時間、実技講習は24時間で、合わせて35時間の講習を終える必要があります。
35時間の講習を終えるためには、5日程度が必要ですが、ほかの免許を取得するための講習と比べると、比較的短い期間で取得できる免許です。
費用は3万円から4万円程度で、費用の面においても、比較的取り組みやすいといえます。
特に定められた学歴が必要であったり、学校を卒業しなければならない決まりはありません。このため、誰でも挑戦しやすい資格の一つです。
また、フォークリフト運転特別教育の学科講習は6時間、実技講習は6時間に決められています。
履歴書に記載することも
フォークリフトの運転や操作が可能になる講習を終了すると履歴書に記載することができます。講習の正式名称を履歴書の資格欄に記入することで、フォークリフトの運転と操作に必要な資格を持っていることを表すことができます。
運搬に携わる企業では便利なフォークリフトを活用しており、1t以上のフォークリフトを取り入れている場合が多いです。1t以上のフォークリフトの運転や操作ができる場合には、採用の幅を広げることができます。
フォークリフトでできること
フォークリフトを使う現場はどのようなものなのでしょうか。
フォークリフトは、さまざまな業種の会社で便利に活用され、活躍する場所もさまざまです。
多くは、荷物の運搬を提供している物流業界、建築や土木現場などで必要な材料を運ぶことでしょう。また、産業廃棄物の処理に関わる会社や、空港や港湾などの荷物の運搬でもフォークリフトは活躍しています。
フォークリフトで行う作業は、荷物を積み、運び、降ろすという非常にシンプルなものです。しかし、多くの現場で必要とされています。
また、物流を提供している会社では、単に積み、運び、降ろすだけではなく、荷物の仕分けや管理にも便利なフォークリフトが用いられています。
フォークリフトには2種類
フォークリフトの運転や操作が可能になる資格を取得したあと、実際に運転することができるフォークリフトは主に2種類です。
ここで、それぞれの特徴を紹介したいと思います。
カウンタバランスフォークリフト
カウンタバランスフォークリフトは、運転席に座って運転するタイプのフォークリフトです。フォークとマストが前方にあり、うしろに重りをつけて、荷重のバランスを取ります。また、タイヤが70度回転することができるため、小回りが利くことが特徴です。
小回りが利くため、物流などの現場で荷物の運搬が便利になります。
リーチフォークリフト
リーチフォークリフトは、立った状態で運転するタイプのフォークリフトです。
タイヤが90度回転することができるため、カウンタバランスフォークリフトよりさらに小回りが利き、室内でも使えることが便利です。
柔軟に旋回できる便利な特徴がありますが、安定性に欠ける点があり、転倒などに注意が必要です。
安全のために
フォークリフトは、運転や操作のための資格を取る場合でも、実際に使用する場合にも必要に応じて、選ぶ必要があります。必要な資格がないまま作業をしたり、十分なスペースを確保できないまま無理に作業を進めることは、非常に危険です。
フォークリフトの作業中の事故は多く発生しており、運転や操作の前には点検やメンテナンスを欠かさないことも大切です。
安全かつスムーズに作業を進めるためにも、資格を得るための講習で学んだことを忘れないようにしましょう。
まとめ
ここまで、フォークリフトの運転や操作に必要になる免許やフォークリフトの種類、フォークリフトの便利さなどを詳しく紹介しました。
フォークリフトで作業するためには、フォークリフト運転技能講習とフォークリフト運転特別教育の、いずれかの講習を終了する必要があります。
どちらの講習を終了したかによって、最大積載荷重が違うため、必要とする講習がどちらなのかを確認しましょう。
物流や建築などの現場で実際に便利に使われるフォークリフトは、カウンタバランスフォークリフトとリーチフォークリフトの2種類であることが多いです。
カウンタバランスフォークリフトは、タイヤが70度回転し小回りが利くことが特徴ですが、リーチフォークリフトはタイヤが90度回転し、さらに小回りが利く特徴があります。
どの種類のフォークリフトを使う場合にも、安全確認を怠ることなく、講習で得たことを常に意識して、作業するようにしましょう。
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