株式会社秀和

ーフォークリフト免許の学科試験は難しい?合格のコツを紹介ー

 

フォークリフトの免許を取りたいけれど、学科試験は難しいのか気になっていませんか?免許と聞くと、簡単にはとれないイメージがありますよね。

 

フォークリフトの免許を取得するには、講習を受講し「学科試験」と「実技試験」に合格する必要があります。学科試験は合格率も高く、比較的取りやすい資格です。

 

この記事では、「学科試験の内容」や「学科試験合格のコツ」を紹介します。

 

読むことで、学科試験合格とフォークリフト免許取得への道が開けるはずです。

フォークリフト免許の学科試験前に、ぜひ参考にしてください。

 

フォークリフト免許の学科試験とは

フォークリフトを操作するには、免許と呼ばれる資格が必要です。そのうちの学科試験について解説します。

 

まず、フォークリフトを運転するために必要な資格は、運転する機械の最大荷重によって異なります。

 

・1トン未満のフォークリフトの運転|フォークリフト特別教育

・1トン以上のフォークリフトの運転|フォークリフト運転技能講習

 

一般的にフォークリフトの「免許」といわれているのは、「フォークリフト運転技能講習」のことです。講習には「学科講習」と「実技講習」があります。

 

学科試験は4択のマークシート形式で、正誤を問われる問題が多い傾向です。

受講初日の夕方に試験が行われることもあり、合格率は90%以上と高くなっています。

 

試験時間は60分で、当日に採点・結果の開示がされます。

 

不合格の場合も当日中に再試験が行われるなど、一般的な試験と比べると「受かること」に特化した資格です。

出題内容も前半に行われた講習中に講師がポイントを教えてくれるなど、講習を真面目に受けていれば合格できる可能性がとても高い試験です。

 

フォークリフト免許の学科試験内容

フォークリフト免許取得のための学科試験とは、どのような内容なのでしょうか。

 

・学科試験:出題科目

・学科試験:合格点

・学科講習内容

 

上記3点に分けて紹介します。

 

学科試験:出題科目

まずは、学科試験で実際に出題される科目を紹介します。

 

・関係法令

・走行に関する装置の構造・取扱いの方法(普通免許は免除)

・荷役に関する装置の構造・取扱いの方法

・運転に必要な力学

 

文字だけで見るととても難しそうに感じますが、どれも講習で学ぶ内容ばかりなので安心して下さい。

 

学科試験:合格点

続いて、学科試験の科目それぞれの配点と合格点を紹介します。

 

科目 配点 合格点
関係法令 20点 8点以上
走行に関する装置の構造・取扱いの方法 30点 12点以上
荷役に関する装置の構造・取扱いの方法 30点 12点以上
運転に必要な力学 20点 8点以上

 

学科講習内容

学科講習の内容と、講習時間です。

 

講習内容 講習時間
関係法令 1時間
走行に関する装置の構造・取扱いの方法 4時間
荷役に関する装置の構造・取扱いの方法 4時間
運転に必要な力学 2時間

 

どれも、学科試験の出題科目と同じことがわかりますね。

さらに、基本的には講習中に講師から「試験で出題されるポイント」の説明があります。

しっかりと集中して講習を受けていれば、スムーズに解ける試験内容です。

 

学科試験合格のコツ

フォークリフト免許の学科試験合格のコツは、「集中して講習を受けること」です。

 

フォークリフト免許の学科試験は、学科科目を受講したその日に行われます。事前準備も必要なく、講習中には講師から試験のポイントが伝えられ、その部分を押さえていれば合格できる内容です。

 

講習中に講師がポイントとして挙げてくれた部分にマーカーを引いたり、どこかにメモを取ったりしましょう。

試験直前に見直すことでポイントを把握できる、自分だけのノートを作っておくのもおすすめです。

 

4択のマークシート形式だからといって、気を抜いてはいけません。マークシートの試験では、問題に隠された細かなミスリードに気づくことが難しくなります。

正誤を問われる問題が多い学科試験では、些細な違いを見落とさないように注意しましょう。

 

フォークリフト免許合格のために|実技試験

フォークリフトの免許を取得するには、学科試験の合格だけではなく実技試験の合格も必要です。

 

実技試験の内容を紹介します。

 

・点検・安全確認をしたらフォークリフトに乗車する

・前進し、荷物を積む

・後退して元の位置に戻る

・再度前進したら荷物をおろす

・後退でゴール地点へ進む

・安全確認をしてから降車する

 

実技試験は、実際に実技講習で学びながら実践した内容を、一通りの流れで行う試験になっています。

 

実技試験のポイントは、緊張せずに落ち着いて、習った通りに操作をすることです。

 

実技講習では個人の成長速度に合わせて、多少練習の時間を延ばしてもらえます。

つまり、実技試験にすすめている時点であなたは「合格できるレベルに達している」ということです。

 

緊張してしまっても自信をもって、正確に試験をこなしていきましょう。

 

 

フォークリフト免許取得のメリット

フォークリフトは人力で運ぶことが難しい重い荷物を手軽に運べることや、高い場所への積み下ろしもできる為、さまざまな業種で重宝されています。

倉庫や工場・物流センターはもちろん、土木・造園・水道管工事などフォークリフトの需要は多岐にわたります。

 

フォークリフトの操作は、免許を持っている人しかできません。つまり、フォークリフト免許を所持している人の需要が高いということです。

 

免許を取得するためには、講習を受けたり試験に合格したりと時間も手間もかかります。しかし、合格率が90%以上であること、職場によっては資格手当がもらえる場所もあることを考えると、メリットが多いといえます。

 

まとめ

この記事では、フォークリフト免許の学科試験について紹介しました。

 

・フォークリフト免許の学科試験とは

・フォークリフト免許の学科試験内容

・学科試験合格のコツ

・フォークリフト免許合格のために|実技試験

・フォークリフト免許取得のメリット

 

フォークリフト免許の学科試験は、合格率が90%以上と高く、決して難しい内容ではありません。講習を真剣に受け、落ち着いて試験を受ければ合格できる可能性がとても高い試験です。

 

講師が教えてくれるポイントを押さえ、ミスリードにだまされることなく試験に合格して、フォークリフトの免許を手にしてくださいね。